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夢
昔の夢を見た
中学生のときだった
隣にいる子は中学のとき一緒に学校に通っていた子だった。
わたしたちはどちらもペースの違う気分屋だった。
わたしはその子によくイライラしていた。
その夢の中でも、すごく怒鳴っていた。
眉に力が入っているのが夢でも、わかった。
車に乗って、私たちは学校に向かった。
神社の前に着く。どうやら車ではこれ以上行けないらしい。
どうして踏み出したのかと友達を責めるわたし。いうことを聞かない友達。
大海を渡る。
せい服のままだが、泳いで渡らないと学校に着かないようだ。母親が泳いでいる。
最近海に行って、泳げるようになったと母に言う私。
本当に最近、海に行ったのだ。なぜかそこでは現在の私に変わっている。
泳いで渡った先で、学校の、下駄箱のような暗いロッカールームに入る。そこには何人かの女の子がいる。
話していると、お互い幼いから、小さな事で突っかかるように言い返してしまう。そして私と彼女の1人が掴み合いになって、強い言葉で口論し始める。
もう少し詳細な夢だったが、覚えているのはこれだけ。
私はとても怒りっぽい子供だった。
周りの人はみんな私に合わせてくれなきゃ嫌だと思っていた。
朝起きて、とても怖くなった。
現実にいないような変な感じだ。昔の私は、今の私と大違いなのだ。
でもあれは嘘じゃなくて本当の私なのだ。
わたしはとても変わった。
だから昔の自分があまり好きじゃない。
最近思ったのだ。
安定したバイトに通い始めて、あの頃の感覚と似ているなって。
学校に毎日通っていた、あの感覚に似ている。同じ電車に乗って、おんなじ道を通って。
私が好きじゃない昔に戻ったみたいだった。
空気から感じるものも匂うものもあの頃と似ているような気がした。
大人はあんまり大人じゃない。子供ではいられないけど、人ってあまり成長してないのかも…
それって私にとっては怖い事なのかもしれない。全てを忘れるために、あんまりなにも感じないように訓練していたのかもしれない。
でも忘れらない感覚。
戻れないけど、繰り返すかもしれない過去。
1日が終わった。
こうやって、こういう感覚が、死ぬまで繰り返すのかもしれないなと思った。
新しくなって、古くなって、でもあんまり実は変わっていないのだろう。
変わっていると勘違いしていたけど、あまりわたしは変わっていないのだ。
変わっていない部分がわたしの個性?
ポジティブになれた。
今日はこれで終わり。