わたしの中身

わたしはわたしを価値のない人間だと思っている

それは周りの評価とは関係ないし

わたしの存在とは関係なく

ただ頭がそう感じているというだけのもの

 

それでいうと

わたしは外見を褒められたり

隙がないと言われたり

いろんな能力があるということを言われても

それはわたしの意識とは関係ないことなのだ

ほんとうにそういうわたしなのだろう

でも、わたしの意識はそうは思わない

 

意識でそう思ってなかったとしても

ただやってみれば、できてしまうのだ

 

 

わたしの感性を信じられるだろうか

くずみたいな人を好きになった

とてもクズだけど

わたしの欲しいものをくれる

わたしの気持ちに寄り添ってくれる

わたしの考え方を理解しようとしてくれる

 

メンタルの振り幅がすごくて

急にスイッチが切り替わったり

強く喋ったり 強く振る舞ったり 物を雑に扱ったり

と思ったらすごく優しくドアを閉めたり

おにぎりを買ってきてくれたり

 

あ、この振り幅がクズなのだなと思う

でもわたし

よくよく今までの自分を思い出してみると

たしかにその場では振り回されているけど

わたしのスタンスは変えていない

気分は一定で

媚もしないし

あまり物を与えないし

冷たくもないし

優しくもない

 

わたしは優しくもない

冷たくもない

気がついたら気遣いするし

できない時もある

まあほどほどである

 

人によく甘えるし

人から甘えられるのは好きではない

 

度胸がある時もあるが

失敗するのだって怖い

嫌われるのは怖くないが

好きな人には都合よくなりがちだ

 

わたしには特別な価値はない

わたしは至って普通だ

自分の内側にある感性と

人からみる外側の人間性は関係ない

 

わたしは自分の感性が好きだ

他人から見てどうこう、というのは

ただ受け入れていればいいのだ

外から見る自分が、中から感じる自分とは乖離しているということを

覚えておくべきだろう

 

わたしは普通だ

力を入れなくても

声を張らなくても

わたしは変わらない

見栄を張っても

可愛く振る舞っても

わたしにはわたしの価値を信じられない

どんなに褒められても

わたしは価値がないと思ってしまう

でも世間的には

すごく立派な人なのだろう

よく笑う 元気な 明るい いい子

得しているし

よくしてもらってる

こんなわたしを

みんな優しい

ありがたいことだ

 

でもわたしはあまり返せない

いい子じゃないからだ

でも得しているな

いろんな物をもらって

優しくしてもらって

世話してもらって

わたしは弱くいられる

 

あれ、わたしの願いが叶っている

ただいるだけだ

なにもしてない

なにもあげれてない

でもみんなくれている

どんどんなにもしなくても愛されている

 

仕事でもなにも言わなくてもマニュアル作ってもらえたし

お腹すいたと言ったらおにぎり買ってきてもらえたし

勉強したいんだと言ったら講師を買って出てくれたし

アカペラやりたいといったら編集してくれるし

価値がないとおもって

弱みとして吐き出した部分が

誰かによって支えてもらえてる

なにもできなくてもいいとも思ってない

欲しいとも言えない

それでいいのだ

 

わたしこのままで十分

大丈夫